はじめに
英英辞典通読の確認作業について以前まとめたのですが、補足的な内容として、下準備について、以下にまとめます。
確認作業とは
確認作業は、以前、詳しく紹介したように、①辞書を順に眺め、②知らない単語の訳を読み、③Weblioで引き、④発音を聞き、⑤辞書にメモするという作業の繰り返しです。
個人差やページ毎の差もあると思うのですが、私の場合は概ね1ページ10分ほどの作業です。
下準備とは
確認作業ですが「中上級者がぶつかる壁を破る英語学習最強プログラム」では、
(手順1)未知語にマーキングをする「下準備」 ⇒概ね数週間~数か月
(手順2)マーキングを行った語を覚える「暗記」 ⇒概ね1年半
の組み合わせで解説されています。下準備は「作業」なのでパッパと終わらせようと紹介されています。
しかし、これをやってみると分かるのですが(上記の書籍にもあるのですが)、気分が乗らず、かなり辛いです。
私が、英英辞典の通読を一旦、途中で放棄してしまったのもこの辛さがあったからで、マーキングされた単語が数年、放置されていました。
そこで私は、再度、通読を始めた際に、上記の「下準備」を無にして、いきなり確認作業に入っていました。
下準備と確認作業の組み合わせ
その後、数年前に下準備をして放置していたページに戻ってきた際に、下準備には効果がありそうだと気づきました。例えば、
(a)2回の作業の結果、Weblioで閲覧履歴に残すべき単語が精査される
(b)確認作業時に作業量が見積もりやすい
(c)下準備と確認作業で少なくても2回見ることになり頭に残りやすい
と言う具合です。
特に(a)の閲覧履歴に残すべき単語の精査や、(b)で作業量が見通せモチベーションを保ちやすいが点がポイントです((c)は復習作業で何度も行うことになります)
下準備と確認作業のお勧め
上記を踏まえ、現時点でのお勧めなのですが、
(手順1)各頭文字(AやB毎に)下準備を行う
(手順2)各頭文字毎に確認作業を行う
(手順3)次の頭文字に進む
が良いと思っています。
理由ですが、やはりモチベーションの問題で、数週間から数か月、辞書の小さな文字を相手に512ページ全部の下調べだけの単純作業を続けるのは厳しいです。
英英辞典LHLDの各頭文字毎のページ数はばらつきが大きいですが、平均は20(正確には19.69)ページです。下準備の単純作業であれば私の場合は概ね10ページ45分ほどの作業になりますので、上記の手順ですと、
例えば頭文字Hは丁度20ページあるのですが、
例えば頭文字Hは丁度20ページあるのですが、
(1)各頭文字(AやB毎に)下準備⇒例:2日間(10ページ=45分/日x2日)
(2)各頭文字毎に確認作業を行う⇒例:5日間(4ページ=40分/日x5日)
(3)次の頭文字に進む
と言う具合で、1日40分程度の1週間でHの確認作業が終わります(復習作業を除く)
この手順のメリットをもう一度まとめておくと、
(a)下準備、確認作業の2回の繰り返しで閲覧履歴に残すべき単語の精査が向上
⇒なんでこの単語をマークしてなかったのだろう等、多々あります。
(b)確認作業時にどの単語を引くべきか分かるのと、下作業で意味が記憶に
残っている単語も多く作業量が見積もれる(モチベーションになる)
と言う具合だと思います。
英英辞典の通読は多分に修行の一面はありますが、その修行の途中で倒れないようにするための補足でした。
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