はじめに
28,000語収録の英英辞典の通読を行っている訳ですが、最終的に28,000語が完璧に頭に入り、発信語彙(下記)とはならないと思っています(更に言えば、受容語彙としても28,000語は無理かと)
- 発信(active)語彙(書いて話せる語彙)
- 受容(passive)語彙(読んで聞いて理解できる語彙)
目標や達成の度合い等は重要で別途記載したいと思うのですが、費やした時間を無駄にしないためにも、確認した単語を頭に定着させる復習作業は重要と思っており、効果的な復習方法を検討し、活用し、進化させて行ければと思っています。
効果的な復習に必要なこと
英英辞典の通読時の効果的な復習には、以下の6つが必要だと考えています。
- 何度も繰り返し復習できること
- 時間がなくても復習できること
- 様々な方法で復習できること
- (復習の)全体像と進捗率が把握できること
- レベルに合わせて復習できること
- どこでも復習できること
1.何度も繰り返し復習できること
英英辞典の単語は数も多く、覚えるのも難しく、覚えてもあっと言う間に忘れます。そこで忘れる事を前提に、手軽に何度も繰り返し復習が出来ることが重要だと考えています。
2.時間がなくても復習できること
時間は限られていて、英語の勉強時間を捻出するのは難しいです。その中で、復習を進めていく場合に、ごくごく短い時間でも復習ができるというのは重要な事だと考えています。
3.様々な方法で復習できること
英単語の暗記は非常に地味な作業でモチベーションも続き難いです。そこで、毎日、毎回、同じ作業とせずに、ある時は目を使い、ある時は耳を、口を使い、単語の順番を変えたり意味を隠したり等々しながら、復習が出来るのは重要な事だと考えています。
4.全体像と進捗率が把握できること
フルマラソンを走った(歩いた)事がある人なら分かると思うのですが、42.195km(全体像)はかなり長く、一般ランナーは、特に後半は、脚が痛い中の走り(歩き)になってしまうことも多いと思います。その際に1km毎の看板(進捗率)はモチベーションの観点から非常に重要だと思います。
英英辞典の通読、特に復習は、フルマラソンのような厳しい道のりになると思うのですが、28,000語と言う単語数(全体像)に対して、どの位の数の単語が分かっていて、どの位の単語数が分からないのか(進捗率)をはっきり見えるようにするのがモチベーションの観点から重要なことだと考えています。
5.レベルにあわせて復習できること
英英辞典の通読を行う場合に「この単語はどう考えても覚えられない、不要だ」と思われる単語も出てきます。特に自分のレベルが低い(まだ単語があまり覚えられていない)うちは、あまりにもレベルの高い単語を覚えるのは苦行となり、モチベーションの低下に繋がります。
その際に、ひとまず、現時点ではレベルを下げて、自分のレベルにあわせて復習ができるのは重要なことだと考えています。
その際に、ひとまず、現時点ではレベルを下げて、自分のレベルにあわせて復習ができるのは重要なことだと考えています。
6.どこでも復習できること
通勤中や旅行・出張先で、机や器具が無くても復習できることは重要だと考えています。
英英辞典の通読時にWeblioを使う理由
英英辞典の通読時にWeblioを使っている理由を、単語カード、電子辞書、Weblioの3つを比較する形で以下の表にまとめました。
表についていくつかポイントですが、
- 項番1,2は主に確認作業に関わる項目です。単語カードはやはり登録(作成)時の手書きの手間が致命的だと思います。中高生が100-200語の単語カードを作るのであれば問題ない(もしくは手書き作業自体が暗記に良い効果がある可能性有?)と思いますが、20,000語の単語カードを作る手間は大変ですし、手書きした自分の文字が読めるのかや、大量の単語カードの保存場所等の課題もあると思います。
- 3,4は復習=暗記の根幹の部分だと思います。この部分については、本質的には3つの方法で大きな違いはないと考えています。
- 5,6,7は復習の効率やモチベーションに効いてくる部分で、この部分でWeblioが勝っていると思われ、具合的な方法は別途記載しますが、ここが私が復習にWeblioを使っている理由です。
- 8は、実はインターネットが使える事が前提になっていて、もしインターネットが使えないとなると、単語カードや電子辞書が〇で、Weblioは×となります。が、この時代にここは〇で良いのではと考えています。
最後に
この3つ方法以外で良いものはないのかと言うことになるのですが、2020年時点ではなかなか難しいのではと思います。理由は、暗記の対象が辞書であり、効率化の方法として電子的に作業をおこないたい訳ですが、辞書を電子的に利用できるのが電子辞書やWeblioを通してのみ可能だからです。
仮に、辞書の権利を持つ会社がAPI等を公開して、それを用いて、個人が単語の暗記ツールを作る事が出来れば、現状のWeblioの不満点を改善しながら、更に良いツールが作れる可能性はありますが、Weblioで可能な内容と比較して圧倒的に良いツールが作れるかと言うと現時点では、私にはあまりそうは思えません。
# 因みに、私はWeblioの関係者ではありません。念のため。
# 因みに、私はWeblioの関係者ではありません。念のため。
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