オープンデータ活用コンテストは、2014年の9月14日~11月17日に、東京メトロの創立10周年を記念して開催されたオープンデータを利用したアプリケーションコンテストでした。
既に、コンテスト自体の公式サイトは閉鎖されてしまったようですが、開催当時の様子を伝える記事は下記等があります。
東京メトロのオープンデータで100万円を稼げ
振り返ってコンテストが斬新だったのが、電車の運行状況がAPIでリアルタイムに取得できると言う技術的な面と、グランプリの賞金が100万円、賞金総額200万円と”高額”だった点だと思います
このコンテストですが、11月に応募が締め切られた後、なかなか結果が公開されなかったのですが、2015年の2月に結果が公開されました。その様子を伝える記事は下記
東京メトロ、オープンデータ活用コンテスト結果発表
記事によると、
最終的に2,328件のユーザー登録と281件の作品応募
と言うことなのですが、これらの応募作品自体は現在(2015.8.29)でも下記で公開されています
登録アプリ一覧
■その後
当初、このコンテストではオープンデータの提供は期限付きの予定だったのですが、その後、規定が改定され提供期間が延長となり、現時点でも登録を行えばオープンデータに基づくアプリケーションの開発が可能となっています
登録等の詳細情報は下記を参照ください
東京メトロオープンデータ開発者サイト
■振り返って何が素晴らしかったのか
電車の運行状況と言えば、例えば路線検索のようなものを思い浮かべる人がいるのではないでしょうか?
路線検索はすでに様々な便利なサービスがあって、「◯◯線の△駅から、××線の□駅までの経路は」等と検索すれば、「何時何分の電車に乗って、どこで何回乗り換えて、トータルで何分かかり、運賃はいくらかかる」と言うことがあっという間に検索できます。これは素晴らしく便利なわけですが、例えばですが、電車が遅れた場合に、次の電車が今、どこにいるのか、何分後に来そうなのかというリアルタイムな情報は分かりませんでした。今回、東京メトロがAPI経由で公開した情報はまさにそういう所に手がとどく情報で、例えば、今、東京メトロで運行している全ての電車の位置がAPIで取得できるようになった訳です。
また、必ずしもリアルタイムな情報ばかりではなく、駅の設備の情報や、時刻表、運賃表等もAPIで取得できるようになっており、これらを組み合わせ様々なアプリケーションが開発されました。
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